「リーベルの王子」 アイデアとテクニックを駆使してさまざまな状況を打開し、アクロバティックなプレーでサポーターを熱狂させた攻撃のカリスマ。たぐいまれなゴールセンスを持ち、細身で端正なルックスとその華麗なプレーから「エル・プリンシベ(王子)」と呼ばれたのが、エンツォ・フランチェスコリ( Enzo Francescoli Uriarte )だ。 80年代にアルゼンチンの名門リーベル・プレートで大活躍し、クラブをリーグ優勝に導いて数々の個人タイトルにも輝く。そのあとフランスやイタリアの欧州リーグで活躍。優雅で流れるようなボール捌きで、マルセイユ時代には若きジダンに「永遠のNo.1」と憧れられる存在と…