東京の図書館から、3回シリーズで取り上げております、府中市立図書館のライブラリである、浦川宜也とフランツ・ルップによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集、最後の第3回は3枚目に収録されております、第6番、第8番、第9番「クロイツェル」の演奏を取り上げます。 この3曲は3楽章制。そして第1集も3楽章制。第2集は4楽章制の曲が並んでいることは偶然ではないと思っています。おそらくどうせ詰め込むのなら意味のあるものにしようとこのようになったと推測します。 それが図らずも、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタがやはり革新的な作品達であったことを物語っています。ただ、その革新性にこだわるあまり、第2…