1960年代の米黒人運動政党ブラック・パンサー党の若き創設者フレッド・ハンプトンを、「裏切者」(FBI情報提供者)ビル・オニールを主人公に描いた物語。 恥ずべきことにというべきだろうが、筆者は米公民権運動の歴史の詳細に立ち入ったことはほぼなく、ブラック・パンサーやフレッド・ハンプトンの存在も初めて知った。 マルコムXの映画(1992,デンゼル・ワシントン主演)は学生時代に見たが、当時は黒人運動全体の空気感というものが掴めていなかったと思う。 最近は、現代音楽のヒストリーに興味を持つことがあって、若干情報を仕込みつつある段階。 特に近年は、多様性をめぐる米国内の社会状況の変動により、「見えないよ…