リンカーン大統領の奴隷解放令以後、白人による黒人の差別は減ったとはいえ、20世紀になっても黒人蔑視は残っていた。キング牧師は1955年からこの差別撤廃運動に身を挺し、ノーベル賞受賞後暗殺されるが、黒人と白人の差別をなくすことに成功する。この一連の運動を公民権運動という。
I have a dream! のフレーズで有名な演説がある。
アメリカAP通信4/20 アメリカではトランプ政権になってから、これまで以上にLGBTQに反対する風潮が活発化しています 裁判にかけられる絵本は「王子と騎士・Prince and Knight」です。内容は、王子がドラゴンを投げ縄で捕まえ、輝く鎧をまとった騎士を死の淵から救った。しかし王子は足を滑らせ、転落する。騎士と馬は、王子に恩返ししようと駆け寄り、そして二人の男は恋に落ちるという、LGBTQのキャラクターが登場する内容です。 宗教上の理由で反対するメリーランド州のLGBTQに反発して結成された保護者団体「キッズ・ファーストKids First(トランプはアメリカン・ファースト)」は、その…
「アメリカ歴代大統領34」(アイゼンハワー)の続きです。 (35)ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ(1917-1963;1961.1.20-1963.11.22) ・最も若い年齢で選出された大統領(43歳8か月)(昇格時では42歳のセオドア・ローズベルト) ・初めての20世紀生まれの大統領,初めてのカトリック教徒の大統領 == 19世紀,曽祖父,アイルランドからボストンに移住 1858年,祖父パトリック・J・ケネディ生まれる。民主党員として活躍 1888年,父ジョセフ・P・ケネディ生まれる。ハーバード大を出,金融業で財産を築く ja.wikipedia.org 1915年7月25日,兄ジョ…
アメリカ合衆国に縁ができているので、アメリカ合衆国の歴史を知るため読んでみた。 ルサンチマンが色濃く見られる。おそらく、アメリカ黒人の歴史は、「奴隷」の記述が主になり、ルサンチマン全開でも仕方がないことなのだろうと私は解釈した。 本田創造の岩波新書「アメリカ黒人の歴史 」を、本田さんの「弟子」である上杉さんが書きなおすという「宿題」に取り組んだ結果というのが、この本が成立した背景にあるという。 アフリカとの「奴隷貿易」の結果としてアメリカに連れてこられた「奴隷」。自由も無く、「人権」もない、日本人の考える「差別」という言葉では説明できないような苛酷な境遇。そういう人たちのことが書かれ、リンカー…
★★★★☆ あらすじ 黒人の選挙権を求め、アラバマ州の州都モンゴメリーまでのデモ行進を計画したキング牧師らは、様々な妨害に遭いながらも実現の道を探る。 www.youtube.com 1965年に行われたアラバマ州セルマからモンゴメリーへの行進を基にした作品。アカデミー賞作品賞など2部門にノミネート。原題は「Selma」。128分。 血の日曜日事件 (1965年) - Wikipedia 感想 アメリカの公民権運動で、キング牧師が行なったデモ行進を題材にした物語だ。彼が有名な演説「I Have A Dream」を行ったワシントン大行進の話かと思っていたのだが、実際はその二年後に行われたデモ行進…
ブログの洋楽のカテゴリーがほとんどサイモン&ガーファンクルですがまたポール・サイモンの作品です。ブログを書き始めて思ったんですがこの人は詩人ですね。この曲はボブ・ディランばりの社会的メッセージを持ったプラテクトソング(抗議の歌)です。「教会は燃えている」という衝撃のタイトル。 1965年リリースの(The Paul Simon Songbook)からの作品です。 www.youtube.com *[Chorus] A church is burning The flames rise higher Like hands that are praying, aglow in the sky Li…
※お薦めしたい名著 ☆アメリカの黒人公民権運動の指導者、♦マーティン・ルーサー・キング牧師と世界平和統一家庭連合の♦文鮮明師には多くの共通点があります。この著書は、♦アメリカ史に残る激動の時代、キング牧師と行動を共にした牧師たちが、文鮮明師の思想とその運動に共感、共鳴し、💜その証言をまとめた「魂」の著書です。 目次 序 章 「汝の敵を愛せ」を貫いた二人の宗教家 第一章、 「非暴力」の松明(たいまつ)を掲げて 第二章、 預言者は死んでも「神の真理」は前進する 第三章、 キング牧師とホワイトハウス入りした日 第四章、 この世を去るまで、文鮮明師と共に働きたい 第五章、 「壁」を取り払い、人類を一つ…
「ラスティン ワシントンの「あの日」を作った男」(原題:Rustin、2023)はアメリカの公民権運動映画。「マ・レイニーのブラックボトム」(2020)のジョージ・C・ウルフ監督の作品であること、アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされている作品ということで見た。 主人公バイヤード・ラスティンを演じるコールマン・ドミンゴは「ビール・ストリートの恋人たち」などで知られ、最新作には公開中の「カラー・パープル」がある。 共演は「アムステルダム」のクリス・ロック「グレムリン」のグリン・ターマン「メイズ・ランナー」のアムル・アミーンなど。 バラク・オバマ元米大統領とミシェル夫人の製作会社ハイヤー・グラウ…
「気に入ったサウンドを作り出すって難しいよ。頭で思い浮かべたのと別のメロディーを口ずさんじまったり、ある時は成り行きでセッションして結局は気に入らない音楽になったりするしな」 ―ローウェル・フルスン―(シンコーミュージック『偉大なるブルースの肖像』より引用) *** アメリカン・フォーク・ブルースこぼればなし。 krokovski1868.hateblo.jp デイヴ・ヴァン・ロンクによれば、モダンフォークの文脈において、黎明期のムーブメントを牽引していたのはユダヤ系のプレーヤーであったという。フォークソングを土地の民の記憶ととらえると、容易にナショナリズムとくっついて右にちかづくはずなのだけ…
1960年代の米黒人運動政党ブラック・パンサー党の若き創設者フレッド・ハンプトンを、「裏切者」(FBI情報提供者)ビル・オニールを主人公に描いた物語。 恥ずべきことにというべきだろうが、筆者は米公民権運動の歴史の詳細に立ち入ったことはほぼなく、ブラック・パンサーやフレッド・ハンプトンの存在も初めて知った。 マルコムXの映画(1992,デンゼル・ワシントン主演)は学生時代に見たが、当時は黒人運動全体の空気感というものが掴めていなかったと思う。 最近は、現代音楽のヒストリーに興味を持つことがあって、若干情報を仕込みつつある段階。 特に近年は、多様性をめぐる米国内の社会状況の変動により、「見えないよ…
「アメリカ公民権運動の最中、アラバマ州セルマで起こった血の日曜日事件を題材に描いた歴史ドラマ。1965年3月7日、前年にノーベル平和賞を受賞したマーティン・ルーサー・キング・Jr.牧師の指導の下、アラバマ州セルマで黒人の有権者登録の妨害に抗議する600人が立ち上がる。白人知事率いる警官隊は力によってデモを鎮圧するが、その映像が全米に流れると大きな声を生み出し、2週間後に再び行われたデモ行進の参加者は2万5000人にまで膨れ上がる。事態はやがて大統領をも巻き込み、世論を動かしていく。主人公となるキング牧師を演じたデビッド・オイェロウォほか、トム・ウィルキンソン、ティム・ロス、キューバ・グッディン…