ピヨ君(仮名)3歳。彼には持病があって、てんかん発作を頻繁に起こしてしまう。いろんなものが、発作の誘因にはなり得るらしいが、彼の場合は暑さと疲れのようだ。 体温が上がれば、つまり熱が出れば、発作の危険が高まる。保育園にいる時に、やたらと体温測定をするわけではないが、なんだか元気がないな、という時は体温を測る。 薬はダイアップと解熱剤。どちらも座薬。37.5度でダイアップ、これは中枢神経に作用して興奮を抑え、けいれんを予防する薬。38度を超えたら、解熱剤。2つ使うときは30分開ける必要があるが、ピヨ君の主治医の与薬指示書には15分としてある。解熱剤が先だと、あとでダイアップの吸収が悪くなることが…