東野さん最新作。元マジシャンのバーテンと建築士である彼の姪がタッグを 組んで活躍する『ブラック・ショーマンと名もなき街の殺人』の続編。元マジシャン の武史のキャラは結構気に入っていて、また会えるといいなぁと思っていたので、 続編が読めて嬉しかったです。 前作は長編でしたが、今回は短編集。しかも、前の作品に出て来た脇役キャラが その後の作品でも登場するケースが多く、全体的に繋がりのある連作短編形式 になっています。東野さんには珍しいタイプの作品集でしたね。 それぞれの作品で、メインに登場する脇役キャラがみんな女性というのも珍しいかな。 東野さんの女性キャラって、ちょっとクセのあるタイプが多い傾向…