子どものころ、 昭和の商社マンだった父が 海外出張に行く時は、 父の姉であった叔母とうちの母が、 子どもたちを連れて、羽田空港まで 「父の見送り」に行くのが恒例でした。 子供たちとは、 いとこ二人(お姉さんと弟くん)、 兄と私の、計4人。 小さかった私は 「父の飛行機が落ちたらどうしよう…」 と心配でたまらず、空港ではいつも、 「ギャン泣き」でした。 大人になってから考えてみると、 父は私に「パパ、行かないで〜!」と 泣かれながら旅立つのが、 結構、嬉しかったのでは?と 思う節があります(笑) だって、 飛行機旅行の危険さ、不安定さ、 今回の旅の心配なところなどを、 旅行の前までに、とてもリア…