10月21日に観劇した劇団Modeの「さよならシュルツ先生」の事前知識のために加藤有子の博論『ブルーノ・シュルツ』を読んだ。Bruno Schulz(1892-1942) はポーランドの画家であり小説家だった人物だ。自分はザッヘル・マゾッホの作品に似たものを絵画の世界で表現した人物として Bruno Schulz が取り上げられている加藤有子氏の小さな論文を見つけたことから Bruno Schulz を知った。そしてこの加藤有子氏が日本で唯一と言っても過言ではないSchulz の研究者であることも知った。加藤氏は修士時代に Schulz を研究対象とすることに決め,そのためにポーランド語を学び…