プイグ,マヌエル(Puig,Manuel)
アルゼンチンの作家
経歴
1932年生 出生地:パンパ
1990年7月22日没(57歳 心臓発作) 没地:メキシコのクエルナバカ
ブエノスアイレス大学卒
4歳から母に連れられて村の映画館に入り浸る。多感な青年時代に暴力・軍政のはびこる母国を捨てアメリカへ亡命。ニューヨークで一時期ホテルのドアマンをして生計を立てていた。のちローマの実験映画センターで勉強し、映画監督・シナリオ作家を志したが失敗し転身。米国で書いた処女長編「リタ・ヘイワースの背信」で注目され、のち帰国。鋭い政治批判と話し言葉を主体にした映画のような文体で現代ラテン文学を代表する作家となった。他の代表作は「赤い唇」「蜘蛛女のキス」('85年映画化)「ブエノスアイレス事件」「南国に日は落ちて」など。'68年からニューヨーク、リオ、メキシコと静けさを求め転々と居を移し、創作活動をつづけた。'90年2度目の来日
著書
- 『グレタ・ガルボの眼〈GLI OCCHI DI GRETA GARBO〉』青土社 1999.10.30 122p 19cm(B6) \1,900(税別)ISBN:4791757629
- 『南国に日は落ちて〈CAE LA NOCHE TROPICAL〉』集英社 1996.10.30 254p 19cm(B6) \2,400(本体\2,330)ISBN:4087732584
- 『赤い唇 集英社文庫〈BOQUITAS PINTADAS〉』集英社 1994.11.25 292p 15cm(A6) \520(本体\505)ISBN:4087602443
- 『蜘蛛女のキス 劇書房ベストプレイ・シリーズ〈EL BESO DE LA MUJER ARANA〉』劇書房;構想社〔発売〕 1994.2.10 118p 19cm(B6) \1,500(本体\1,456)ISBN:4875745583
- 『ラテンアメリカ文学選集〈1〉このページを読む者に永遠の呪いあれ〈Maldicion eterna a quien lea estas paginasnuel〉』現代企画室 1990.10.24 397p 19cm(B6)\2,884(本体\2,800)
- 『ブエノスアイレス事件白水Uブックス 63〈The Buenos Aires affair, c1973〉』白水社 1984.8 301p 18cm \880
- 『蜘蛛女のキス ラテンアメリカの文学 16』集英社 1983.9 277p 20cm \1800
- 『ブエノスアイレス事件 世界の文学〈The Buenos Aires affair, 1973〉』白水社 1982.3 280p 20cm \1600
- 『リタ・ヘイワースの背信 ラテンアメリカ文学叢書・15〈La traicion de Rita Hayworth, c1972 叢書の編集:鼓直』国書刊行会 1980.7 289p 20cm \2800