防衛省統合幕僚監部の3等空佐に、小西洋之参院議員が「国民の敵」と罵倒(平成29年4月16日夜)されたとされる問題の調査内容が公表(4月24日)された。空佐の供述詳報を読めば特に大騒ぎするような内容ではなかった。 公務中のことでもないし自己の思いを国会議員に述べただけであり、多少の失礼があったとしても議員なら謙虚に耳を傾けるべきだったのである。空佐は国民の敵とは言ってないらしいが、今回の件での小西議員の言動は選挙民に強く意識されたことだろう。次の選挙では苦しい展開があるかもしれない。 空佐の処分は訓戒(5月8日)だった。自衛官の処分には、免職・降任・停職・戒告の他に訓戒及び注意がある。懲戒処分で…