女王グラドリエル、魔法使いプロセルピナなど4人のキャラクター達がファンタジックな世界で繰り広げる、笑いあり感動ありの大冒険が今始まる。
1997年にセガとアトラスが共同開発(発売はアトラス)したセガサターン用アクション・ロールプレイングゲーム。おとぎ話の世界を精密な2Dグラフィックと「モーフィングシステム」によるアニメーションパターンで描き出した傑作ゲームで、当時非常に高い評価を受けた。
2005年9月22日、PSPで移植版が発売された。
タイトルの由来は、アトラスが大ヒットさせたプリント倶楽部から来ているものだという噂があったが、PSP版予約特典の設定資料集に掲載されたセガサターン版ディレクター神谷盛治のコメントによると、全く関係はないとのこと。むしろ略称が同じ「プリクラ」になることから「プリンセスクラウン」というタイトルの変更を製作スタッフの上司から求められ、97年ゲームショーでは「ブックオブソーサリーズ」という仮題に変更されたこともあった。しかし、王女と王冠が物語の主軸であり、「プリンセスクラウン」が、タイトルとして相応しいとスタッフが主張し、現在のタイトルに落ち着いたそうだ。
古き伝承において、世界を統べる魔王ヴォーグロドはこの世界の何処かに鎖で繋がれており、その強大な魔力で世界を支える制裁を負っているという。魔王の下僕である魔族達は魔王を戒める鎖の封印を解くために、そして人間達は魔族の思惑を阻止するために永きに及んで戦いを続けていた。
25年前の戦いでは、人間界と魔族の世界がひとつのゲートによって結ばれてしまったために、多くの魔族が人間界に攻め入った。しかし、時の女王エルファーランの活躍はすさまじく魔王軍は敗北し、世界を平和へと導いた。
時は流れ、賢王エルファーランはこの世を去った。しかし、その血は3人の娘に受け継がれた。長女エリエル、次女シドラエル。そして、末娘のグラドリエル。
そのグラドリエルが母・エルファーランの黄金に輝く冠を継承する日がやってきた。
グラドリエル=ド=ヴァレンディア、13歳の誕生日を迎えた日の事である。しかし時を同じくして、各地に魔物が現れ人々の生活を脅かそうとしていた……。
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