封切り四日目。 席数224の【SCREEN1】の入りは四割ほど。 物語りの舞台はベラルーシとポーランドの国境。 しかし同じような難民流入の問題はロシアとノルウェー、ロシアとフィンランドでも起きていることを新聞やテレビのニュースで我々は知っている。 西欧諸国の混乱を狙い、東欧の独裁国家が意図的に難民を送り込む。 ここで皮肉なのは、難民の誰もがロシアやベラルーシに定住したいと思わぬこと。 それらの国では自由が制限され、自身の居場所が無いことを難民たちは知っており、より将来の可能性がある場所(ここではポーランドのさらに先の北欧諸国を)を目指すことを国家が認識しているとの、ある意味自虐的な状態。 ただ…