東京の図書館から、4回シリーズで小金井市立図書館のライブラリである、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるベートーヴェンの交響曲を取り上げていますが、今回はその第2回目。第7番と序曲2つを収録したアルバムをご紹介します。 「リズムの権化」ともいわれる、ベートーヴェンの交響曲第7番。カール・ベームらしい、どっしりとしたテンポで進む演奏は、ともすればリズム感が感じられなくなる危険性がありますが、そんなことはなくむしろリズムが際立つものになっています。そこにウィーン・フィルの豊潤なサウンド。テンポとしては決して私好みではないんですがしかしつい引きずり込まれる魅力を持っていま…