G-CSF製剤による薬剤性血管炎 ~ペグフィルグラスチムにて多い大血管炎/大動脈炎!?~ <目次> 1.G-CSF製剤のはじめの一歩 2.G-CSF製剤による薬剤性血管炎 2-1.腫瘍/G-CSF製剤の種類 2-2.本当の好発は? ペグフィルグラスチムが鍵? 2-3.Clinical manifestations/臨床像 3.鑑別疾患/除外すべき疾患 ~診断の流れ~ 先日、アルコール性肝炎とG-CSFについて話題となったことから、内輪でG-CSFについての話題に発展しました。アルコール性肝炎の治療にG-CSF製剤の効果があることに関してたくさんの論文が見つかりました。一方で、治癒の流れとして肝…