1.まえがき1859年8月27日ペンシルベニア州タイタスビルでドレーク大佐が初めて石油を発見してから150年、今や、石油は人類社会のいたるところで使われ、これなくして社会活動は瞬く間に麻痺してしまいます。150年間に起こった国家興亡にかかわる紛争の多くは石油の支配によるものと言われています。最近、中国は高度成長を続けるため必要となる石油を求め、アフリカやロシアを訪問しては購入や開発の検討しております。東シナ海の日中中間線付近では、日本に無断で、石油ガス田を開発し、生産を開始して国家間の問題を作っています。このように、150年経った今でも、石油に関するトラブルは国家間の大きな問題になっています。…