物憂げな表情を浮かべるルクレール。この表情が最高に絵になることもまた、彼の悲劇である フェラーリ5年目となるルクレールが苦闘している。私は、ルクレールにとって不幸なのは『学べる環境』に身を置くのが短すぎたことだ、と考えている。 ◇ ◇ (この記事は「X(Twitter)」での「F1を分析するアグネスタキオン」さんへの返信を下地に書き上げました) 育成期間が短いルクレール ルクレールは18年に、この年からアルファロメオの支援を受けたザウバーからF1にデビューした。 しかし、新人育成で定評のあるペーター・ザウバーはすでにチームを勇退。かつては「どこでも通用するドライバーを育てるチーム」との位置づけ…