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ペーパーロック現象

(サイエンス)
ぺーぱーろっくげんしょう

ヴェイパーロック現象ともいう。自動車のフットブレーキを過度に踏み過ぎると、タイヤとの摩擦熱によって、伝達経路である液圧系統内部の水分が蒸気し、気泡が生じる。そのために力が伝わらなくなり、タイヤを制御することができなくなる。この状態でブレーキペダルを踏んでもブレーキは効かない。

もしこの現象が起きたしまった場合、ギアをシフトダウンする、サイドブレーキを数回に分けて減速する、路肩の壁に車をこすり付けて減速する、などの方法で対処する。

この現象を回避するには、過度にブレーキを踏み過ぎないことである。そのためには、日ごろからシフトレバーで減速するクセをつけておくことが大切である。特にオートマチック車を運転していると、シフトダウンを行なわないことが多くなるので注意が必要である。

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