ビルの中央を上下に貫通する煙突のような空間。
ボイドコアを設けることはスペース上は不利だが、次のような利点があり、最近の高層ビルにはよく用いられる。
1.煙突効果があり、ファンなどを使うことなく自然換気を期待できる。これにより効率的な空調で省エネを実現することができる。
2.ボイドコア内のスペースは、将来の拡張に有効利用できる。(スペース拡張、配管、配線等の敷設)
3.ボイドコア周辺を、ビル構造の強化に用いることができる。(周辺スペースの柔軟な利用、耐震強度の強化)
実際の建築例
泉ガーデンタワー(東京港区/2003年度 グッドデザイン賞 受賞)、ミッドランドスクエア(名古屋駅前)、霞城セントラル(山形新都心ビル)など