「フットボールの祖国」 サッカー発祥の地 英国で創立されたFA(フットボール協会)は1963年で百周年を迎え、それに敬意を表し、66年のワールドカップは「フットボールの祖国」イングランドで開催される事が決まった。また英国出身のスタンリー・ラウスが61年に第6代FIFA会長へ就任したのも、イングランド開催を後押しした。 かつてイングランドは “サッカー発祥の地” たる自負から「栄光ある孤立」を貫き、1930年に始まったWカップを無視。戦前の3大会には参加しなかった。しかしそうしているうち、欧州大陸や南米諸国の実力は着実に上昇。53年の親善試合でイングランドは、ハンガリーの「マジック・マジャール」…