真剣な禅問答 松本紹圭さんと南嶺管長との対談はにこやかな表情をしていても 真剣勝負のような内容です。 今までの先祖を祀るだけの宗教はどんどん衰退してしまう。 この数年で、お寺のほとんどが成り立っていかなくなるだろう。 という内容だからです。 松本さんが 「アマチュアのような僧侶が、これからは可能性がある」 といったとき私はびっくりしました。 12歳から座禅一筋に修行をしてきた南嶺さんの生き方を否定するような言葉だからです。 「そうかもしれない」と南嶺さんが口に出すことは、それを認めることにもなります。 松本さんも真剣に問い、南嶺さんも真剣にこれからも生き残る仏教を探っているのだと感じました。 …