「オデュッセイア」の登場人物の一人。サイクロプス。海神ポセイドンの息子。
地中海の島にある洞窟に住んでいて、羊を飼って生活していた。洞窟に入り込んだオデュッセウス一行を閉じこめ、次々に殺害して喰らう。しかし、オデュッセウスの奸計にかかり、酒に酔ったところを目を潰されてしまう。仲間のサイクロプスから、誰にやられたのかと問われた時、オデュッセウスの使った偽名(ウーティス=誰でもない。英語のnobodyに相当)をそのまま言ってしまうので、「誰でもないものにやられた=事故」と取られ、相手にされなかった。が、目をつぶされた程度では死なないので、そのままオデュッセウスの船に大岩を投げつけたりして嫌がらせをした。
ポリュペモスを傷つけたことでオデュッセウスはポセイドンの怒りを買い、さらに航海が長引く原因となった。