ジャコモ・マイヤベーア(Giacomo Meyerbeer 1791.9.5.-1864.5.2.)
ユダヤ系ドイツ人の作曲家。ベルリン生まれ。 グランド・オペラの作曲家として、フランス・パリで名声を博した。 代表作に『悪魔のロベール』(1931)、『ユグノー教徒』(1936)、『預言者』(1949)などがある。
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福田美雪先生より共著書をいただきました。どうもありがとうございます。 近代の首都パリとオペラ人々がオペラに熱狂した近代のパリを舞台に、オペラと文学の相互作用が奏でる豊穣なポリフォニーの世界とは?音楽史と文学史を越境する、多様なアプローチによる7つの鮮烈なオペラ論。 まえがき 澤田肇バルザックの『十三人組物語』と『娼婦の栄光と悲惨』――オペラにおける借用から翻案まで 稲田隆之グランド・オペラとヴァーグナー――定型としてのグランド・オペラとマイヤベーアからの影響関係をめぐって 和田惠里オペラ《ユダヤの女》の成立――台本作家ウジェーヌ・スクリーブをめぐって 福田美雪第二帝政期のパリ社交界とオッフェン…
ALEXANDRE DUMAS『Sur Gérard de Nerval―Nouveaux Mémoires(ジェラール・ド・ネルヴァルについて―新たな思い出)』(Complexe 1990年) デュマが書いたネルヴァルの思い出となれば、読まずにはおれません。この本が世に出ることとなったいきさつをクロード・ショップという人が序文で書いていました。「デュマは、晩年、ネルヴァルを中心とした昔の思い出を新聞に連載し、それをネルヴァル作品集に併載するつもりでいたが、結局連載は中止となり、原稿はそのまま筺底に収められていた。娘のマリーが所持していたデュマの遺した原稿を、デュマのファンだったオーストリア大…