ジャニーズ問題について、焦点が「企業が自社の広告にジャニーズタレントを使い続けるかどうか」に移ってマスコミ内の関係者は胸を撫で下ろしている事だろう。しかし、本来ジャニーズタレントは被害者なのだから、彼らの今後の起用の是非が話題の中心になるのは実に珍妙な事である。今日のサンデーモーニングでもジャニーズ問題が何故かウィシュマさんやLGBT、女性活躍の件に結び付けられ「これは人権意識の低い日本社会全体の問題だ」と他人事のように語られていた。問題の本質から必死に焦点をずらそうとするテレビ業界の悪あがきが目に付く。 前回書いたようにこの問題は異常な個人が独力で起こしたものではなく、その個人が巨大な力を持…