マーブルズ「君を求める淋しき心」(The Marbles, The Walls Fell Down, 1969.3) 1 「君を求める淋しき心」(The Walls Fell Down, B, R. and M. Gibb) 「オンリー・ワン・ウーマン」の成功に味をしめたのか、マーブルズの第二弾は、明らかに前作の二番煎じだった。三拍子と四拍子を組み合わせていることぐらいが新しい工夫で、ほかに新鮮味はない。ヘヴィーなサウンドは「獄中の手紙」を思わせるが、ボネットのヴォーカルは前作に比べると、やや抑制されて、コーラスが前面に出てきているようだ。 ボネットに「退屈な曲だ」と言われて、バリーは怒ったよ…