ミッキー・カクレーン

Mickey Cochrane
20〜30年代のMLB選手。通称「ダイナマイト・キャッチャー」。
本名：Gordon Stanley Cochrane
右投左打。ポジションは捕手。
1903年4月6日生まれ、マサチューセッツ州ブリッジウォーター出身。
ボストン大学在学時には、野球の他にフットボール、陸上競技、ボクシングなど様々なスポーツをこなす。
卒業後マイナーリーグのポートランドに所属。そこでオークランド・アスレチックスにスカウトされる。
その時の移籍金は10万ドル。*1
1925年4月14日、同じく新人のレフティー・グローブとのバッテリーでメジャーリーグデビュー。
1928年には自身初のMVP獲得。
1929〜30年の連覇時には、レフティー・グローブとの名コンビで「ダイナマイト・キャッチャー」と称された。
1932年7月22日、1933年8月2日と2度サイクルヒットを記録。
1934年、チームの財政難により10万ドルの移籍金でデトロイト・タイガースへ選手兼任監督としてトレード移籍。
打率.320をマークし２度目のMVPを受賞。監督としても就任１年目でタイガースをリーグ優勝に導いた。
翌1935年には、ワールドシリーズ優勝に導く。
1937年5月25日、対ニューヨーク・ヤンキース戦の第３打席、右コメカミにデッドボールを受け頭蓋骨を骨折、10日間意識不明となる重傷。
同年現役引退。
通算打率.320はMLB捕手としては最高記録。
翌1938年は監督業に専念したが、頭痛の後遺症に悩まされ続け8月に辞任。
その後、海軍で少佐を務める。
除隊後はコーチ、GMをへてタイガースの球団副社長となった。
退任後はワイオミング州の牧場主として余生を送った。
1947年野球殿堂入り。
1962年6月28日逝去。

タイガースの本拠地タイガー・スタジアムの3塁側スタンドに接した道路は、彼にちなみ「カクレーン・アベニュー」と名付けられている。

また、全盛期の1931年、とあるファンが生まれた孫に彼の名である「ミッキー」を名づけた。
その孫は後にスイッチヒッターの元祖となるミッキー・マントルである。

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