65点 『クボ 二本の弦の秘密』、『コララインとボタンの魔女』などの傑作で知られるスタジオライカの最新作。ライカが作り出す作品はもはや芸術なので、映像面だけでも元がとれることは明白であり、であるならば鑑賞しない理由はないということで鑑賞してきました。 感想を書いてしまえば、映像面はやはり素晴らしく、ストップ・モーションアニメで動くキャラクター、そして背景美術や小道具など全てが美しく、楽しく、これだけでも眼福ものでした。これだけのものを作り出したこと、ただそれだけに敬意を持ちます。しかし、ストーリーそのものが弱く、やや退屈さを感じてしまったことも事実です。 本作のストーリーは言ってしまえば『イン…