1メガビット(=128KB)以上の記憶容量を積んだROMカートリッジのこと。
その意味では、NEO-GEOや現在の携帯ゲーム機のROMカートリッジもメガロムなのだが、
狭義では80年代中盤から90年代前半に主流だったハード、具体的にはMSXシリーズ、
ファミコン、セガマークIII、メガドライブ、PCエンジンのROMカートリッジのことを指す。
80年代中盤、ゲーム制作の進歩にともない、ゲームプログラムが大容量化したのを受けて広く使われるようになった*1。
大容量ならではの凝った演出やゲームができるということで、当時、メガロムを採用していることはひとつの売りとなった。
その後旧ゲーム機の衰退とCD-ROMの主流化によって、狭義の「メガロム」は姿を消した。
MSXでメガロムを使った作品には、メガロムであることを示すマークが付けられたが、他のハードに同様のマークはない。
*1:ファミコンのディスクシステム衰退の一因は、メガロムが一般化したこととも言われている。