ホスピス系病弱ウマ娘が「自分の生きた軌跡」を残すため、その刹那を刻む話。 アルダンは入退院を繰り返しデビューすら果たせず全盛期が過ぎ去ろうとしていた。 それでも決して諦めること無く自分の不利を受け入れ必死で訓練に励んでいた。 走れる機会を逃さないことがアルダンとっては重要で適性外の選抜レースに挑む。 トレーナーはスカウトすれば無茶を防げると思い専属になることを提案するが……。 アルダンは選抜レースの後に来て欲しいと言い残し、自分の実力を示すことに拘る。 いつ死ぬか分からないアルダンにとって「今」を刻むことが全てだったのである! その結果ダート1200でも結果を残し、約束通り、トレーナーのスカウ…