一条真也です。『ネット怪談の民俗学』廣田龍平著(ハヤカワ新書)を読みました。著者は、1983年生まれ。法政大学ほか非常勤講師。専攻は文化人類学、民俗学。ブログ『妖怪の誕生』で紹介した著書があります。 本書の帯 本書の帯には、「この恐怖は蔓延(はびこ)る」と大書され、「こんな本を待ち望んだ。ネット怪談を愛する者にとって、最高の『マジレス』です。――梨(ホラー作家)」と書かれています。 本書の帯の裏 帯の裏には「空前のホラーブーム、その震源がここにある」と大書され、「インターネットと携帯端末が可能にした『実況型怪談』の怖さと新しさ」「2ちゃんねるオカルト板の住人たちによる『共同構築』の過程を追う「…