本書著者の馬場朝子さんは1970年から当時のソ連のモスクワ国立大学に留学、6年間滞在した後はNHKなどでディレクターとしてロシア関係の番組制作などに携わってきたそうです。 馬場さんにとってロシアのウクライナ侵攻は非常な驚きでもあり、またロシア・ウクライナ双方に多くの友人知人がいることから心を痛めることでした。 ただし日本を始め西側諸国のロシア報道はロシア人の感性や思考法などをまったく考慮しないままのものが多く、このままではますます誤解が増してしまうと考えて、ロシア人の考え方、生活などを紹介しようということです。 ロシアはヨーロッパ社会と共通のように見せ、振る舞っているようですが、その奥にはアジ…