モナドを使うのに圏論の知識なんて不要だし、モナド則なんか意識する必要はない、というのはその通りだと思う。ぼく自身、圏論にはあまり興味は無いし深入りする気はないのだが、Haskellの珍妙な演算子と珍妙な関数名と謎のエラーメッセージを理解してコンパイルの通るコードを書くためには、やはりモナドについて基本的な理解が必要だと感じた。(C言語ではじめてポインタを使ったときの感覚に近いかも。) モナドにまつわる演算子・関数まとめ 圏論の記号でいうと、return は η 、join は μ に相当する。 両者は双対の関係にあり、return は一皮かぶせ、join は一皮むく。 return と >>=…