社会人教授の次は、もっと大きなバブルが生じていると思われる、社外取締役という仕事について考えてみたいと思います。これも自分にとって身近なテーマですが、社外取締役の仕事は、業務執行役員、すなわち経営陣に対する監督が重要なものとなります。決して経営陣に対する助言とか評論家のようなコメントを提供することではありません。取締役会は、いわゆる「モニタリング・モデル」といわれる、監督がメインの機能としてあり、その取締役会の主要なメンバーが社外取締役になります。 しかし、今の社外取締役は、助言役のような仕事をしている人が多いようです。先日、週刊ダイヤモンド(2022年7月2日号)に社外取締役の特集が掲載され…