正積図法と正角図法 正積図法は面積を正しく表す図法です。 正角図法のメルカトル図法(1569年)だと、緯度が高くなるほど地形が歪み、面積も大きくなってしまいます。グリーンランドがオーストラリアより大きいとは良く聞く指摘です。メルカトル図法について記事はこちら。 その点、正積図法だとグリーンランドよりオーストラリアの方が大きく描かれます。 面積を正しく描いた地図は、国土の大きさを比較できます。また、植生や人種、宗教の分布等、統計地図に利用されることも多いです。ただ、面積は正しくても、方角や距離のズレ、地形の歪みは生じるので、地図の使い方によって、どの図法がベストなのかは一概に言えません。 正積図…