・・・・・・は、宮崎駿にとって会心の一作だったろうか。 サンクチュアリにすまう巨大化した生物たちと強いカリスマ性を持つ少女との親和性。フツーに“和風ナウシカ”と思ったのはわたくしだけではあるまい、と。 しかし、生態系倫理に根差しすっと一本筋が通ったナウシカの哀切な物語に比して、もののけ姫サンの周りの人間や動物が互いに血を流すまで憎しみあう理由がよくわからん。そのへんの物足りなさを民俗的断片イメージで補ったのかしらん、なんて思ったり。(しかも宮崎駿の悪癖全開、素人に声優をさせる・・・) しかし!それでもなお私が『もののけ姫』を愛好するのはこの仔が活躍するから、と言ってしまうのだ。 ヤックルかわい…