私が「イモもち」に関心を持ったのは、鳥浜・三内丸山縄文遺跡で発掘されたヒョウタンの原産地がニジェール川流域であることを知り、ナイジェリアで「アフリカ水田農法」の指導を行っている若月利之島根大名誉教授から「イボ族(とヨルバ族)の主食はヤムもち(日本の自然薯と同種)で、大鯰と一緒に食べるのが最高の御馳走。古ヤムのモチは日本のつき立てものモチよりさらにおいしい。貝は大きなタニシをエスカルゴ風に食べます。男性の精力増強に極めて有効」という返事をいただいてからでした。―「縄文ノート70 縄文人のアフリカの2つのふるさと」参照 もちが大好きな私としては、「もち食のルーツ」を確かめないわけにはいきません。 …