普通は東ローマ帝国皇帝ユスティニアヌス1世(ユスティニアヌス大帝)のこと。在位西暦527年〜西暦567年。
叔父の後を受けて皇帝となり、后テオドラ、稀代の名将ナルセスとベリサリウスらに助けられて、分裂前のローマ帝国の時代の版図の大半を回復し、ローマ法大全を編纂させ、聖ソフィア大聖堂を建立した。反面、多大な出費によって国家衰退を招く原因と作ったとも批判される。
講義で使う解説。 問題の解説だけ読みたい人は総評をスクロールしてください。 共通テストに見る歴史教育を通して育成する能力の変容 令和時代の歴史教育では読解力リテラシーと知識活用能力の育成が明確に求められている。大学入試が変わらなければ歴史学習は変わらないと批判され続けてきたので、共通テストは明確に出題傾向を変え、資料読解をメインとするものに舵を切った。 それでも2022年の共通テスト世界史Bは資料読解を装った純粋国語の問題、即ち文章を読みさえすれば解けてしまうものが多いことが指摘されていた。それを踏まえてか2023年の世界史Bは純粋国語の問題は少なくなり、読解力リテラシーに歴史知識を加えて解く…