銀英伝の中で嫌われキャラといえばハイドリッヒ・ラングと並ぶ二大巨頭ヨブ・トリューニヒト氏。自由惑星同盟の最高評議会議長まで登り詰めた政治家であり、雄弁家または詭弁家で、同盟を銀河帝国に売り渡した史上最大の商人。特に演説は同盟のトップとなる前から聴衆を高揚させる名手でした。 アスターテ会戦の戦没者慰霊祭では原稿なしで原稿用紙換算3枚1200文字以上の内容を話し続けました。途中でジェシカ・エドワーズの横槍が無ければまだ喋ったかもしれません。 この演説自体は見事なものです。戦死者の死を尊び、賛美し、国を守るために戦いが必要だと唱え、そして戦わぬものを卑怯だと称して帝国打倒を叫ぶ。トリューニヒトはたっ…