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ラグーサ共和国

(地理)
らぐーさきょうわこく

(イタリア語: Repubblica di Ragusa, クロアチア語: Dubrovačka Republika, ラテン語: Respublica Ragusina, ハンガリー語: Raguzai Köztársaság)
現在のクロアチア共和国ダルマチア地方のドゥブロヴニク(イタリア語名:ラグーザ Ragusa)にあった都市共和国である。1358年にハンガリー王国から独立し、15世紀から16世紀にかけてアドリア海および地中海貿易で絶頂期を迎えた。1667年の大地震を契機に、そのころの地中海貿易の不振と相まって衰退が始まった。1806年にナポレオン軍に降伏し、ナポレオンのイタリア王国に併合された。ナポレオン没落後に開かれたウィーン会議では、オーストリア帝国の国力回復を目指す外相メッテルニヒが議長となっていたこともあり、ラグーサ共和国の再独立は認められず、オーストリア領ダルマチア(ダルマチア王国、Königreich Dalmatien)の一地方として、オーストリア帝冠領に併合された。以後、再独立することなく現在に至っており、1991年以降はクロアチア領となっている。

現在、城塞都市ドゥブロヴニクにはラグーサ共和国時代の城壁やその他の建物がほぼそのまま残っていて、世界遺産にもなっている。

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