4090号 引き続き、考察。 ヤンバルに牧草地を営む親爺さんから、沖縄の人々というのは、国を守るために武器を持って戦うということをしてこなかった歴史を持ち、これによって、今もそういう発想がないのではないか、という仮説を考えてみたのである。 江戸初期に武装をして薩摩の侵略に対抗しようとは考えなかった。当時予算的に余裕がなかったということもあったようだが、仮に武装をしたところで、到底かなわないであろうという情報と冷静な判断力を持っていた。であれば、無駄な血を流すよりも支配を受け入れるしかなかろう、という判断に至った。苦渋の選択として非武装、無抵抗を選ばざるを得なかった、と、いってよかったのか。 翻…