パリ五輪直前に、喫煙と飲酒行為が発覚。日本体操協会と本人の話し合いにより、五輪辞退を表明したのは女子代表の宮田笙子だった。 女子体操陣のエースだった彼女の辞退は体操関係者に留まらず、パリに向かう日本選手団にも大きな衝撃を与えたが、思い起こせばリオ五輪直前にも、似たような案件はあった。 謹慎と出場停止処分を受け、出場断念を余儀なくされた、バドミントン日本代表の桃田賢斗である。 桃田は2015年に世界選手権3位、同年末のスーパーシリーズファイナル日本男子で初優勝するなど、その快進撃は目を見張るものがった。 22歳になった2016年には世界の主要な大会で結果を残し、世界ランキング2位に。 ところがこ…