昔、洋ピンという言葉があった。 (評価 60点) その昔、いや今でも新世界あたりの裏通りの袋小路にはあるはずだ。破れかけたそのポスターには、総天然色と銘打たれ、世にもけばけばしい書体で『雌犬~』とか『色情~アニマル』とかデカデカと書かれたタイトルが踊っている。そう、いわゆる洋物専門のピンク映画館というやつだ。 嫌でもその手に触発される多感な青少年期、そうしたものへの好奇心を満たしてくれたのが「スクリーン」や「ロードショー」といったティーン向けの映画雑誌だった。表向けは勿論、映画への興味、しかし、そこには何といっても、あくまでもたまにだが・・、パツキンのおねーちゃんたちのヌードが載っていた。実を…