リーガの自動車博物館 リーガ郊外にある自動車博物館は、小規模なものだろう予想し、まさにその通りだった。小さくても、共産圏自動車博物館だと、それはそれでおもしろいだろうと思ったのだが、そういう自動車の大博物館でもなかった。それでもちょっとおもしろかったのは、自動車映画館があったからだ。 古そうなバスが展示してあった。レトロな印象のバスだが、説明板によれば“PAZ 672M”というバスで、1982年から89年に生産されたものだという。1989年なんて、1950年代生まれの私にはちっとも昔という感じはしないのだが、「時間が停まったソ連時代」の最後の時代だとわかれば、レトロ風デザインではなく、昔のデザ…