Luigi Del Neri
イタリアの元サッカー選手、サッカー指導者。現役時代のポジションはミッドフィルダー。
1950年8月23日生まれ。
現役時代はMFとして、ウディネーゼ、サンプドリアでプレー。監督としては、1989−90年にディレッタンティのパルティニコからスタートし、1990−98年までセリエCで指揮。ラヴェンナ、ノチェリーナをC2からC1へ、テルナーナをC2からC1、Bへと昇格させ、“昇格のスペシャリスト”と呼ばれる。
2000-01シーズンにはキエーボを、セリエBからセリエAへと1年で昇格させる。セリエA初の采配となった2001-02シーズン、“ミラクルキエーボ”と称されるほどの大旋風を巻き起こし、シーズン総合5位と大躍進。その後も戦力的に劣るチームをセリエA残留に成功させ続ける。
2004年にFCポルトの監督に就任したが、シーズン開幕を待たずに個人的な理由(理由は明らかにされていない)で退団。
その後はルディ・フェラー辞任に伴ってASローマ監督に就任し、再びカルチョの舞台へと舞い戻る。初のビッグクラブにて彼の新たなる挑戦が始まるが、大所帯特有の喧騒に巻き込まれシーズン途中で解任の憂き目に合う。
自ら「私の美学」とまで表現した、ディフェンスラインを高く維持して中盤が横一線に並ぶ4-4-2システムを好んで使う。連携とコミュニケーションを重視し、完成までに時間を要するといわれているが、一度はまるとキエーボ時代のような威力を発揮する。