(Le Havre,ルアーヴル)
フランス北西部の大西洋に臨む港湾都市。セーヌ川右岸の河口にあたり、ルーアンを首都とするオート=ノルマンディー地域圏セーヌ=マリティーム県に属する。東経0.12度、北緯49.5度。面積46.95km²。港湾の規模はマルセイユに次ぎ、大西洋岸ではフランス第1位の規模である。
「アーヴル(Havre、男性名詞)」は現代では一般的には使われないが、中期フランス語で港を意味する。本名は「ル・アーヴル・ド・グラース(Le Havre de Grace、グラースの港)」であり、港の近くにあったノートル=ダム=ド=グラース礼拝堂(la chapelle de Notre-Dame-de-Grâce)に因んでいる。
2005年、戦後再建された中心部の街並みが「ル・アーヴル、オーギュスト・ペレによる再建都市」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。