ルーシー・グレアリーさんによる自伝です。 ユーイング肉腫を9歳の時に発病し、顎の部分が酷く変形した状態で多感な時期を生き抜いていたからか、再発の恐怖心などではなく徹底的に「自分の顔」について向き合っています。 ○歳の頃、と言う表現がほぼないので時系列がわかりにくいのですが、とにかく「顔」の事について書かれているので問題なしです。 途中で何回も「なぜマスクをしないの?」と思ってしまうのですが、これは日本人の考え方ですね…外国の方はコロナウイルスが流行る前まではほとんどマスクはしないと聞いた事がありますし。 ルーシーさんの他者をみる目が優しい事に驚かされます。 入院時に会ったマイケルという17歳の…