ここのところ(昨年来)、三陸沖の表層水温が高い状態が続いております。気象庁としては、この海域の黒潮系水の北限を100m深水温15℃で見ていますから、下の図によれば、東経146度付近で北緯40度よりもちょっと北まで届いています。 海面水温なら衛星からも見えるけれど・・・ この海域での海洋観測の経験はそれなりにあるつもりの元・水の分析屋さんですが、極めて珍しいことだとは思います。でも、黒潮系水北限の「平年」の位置がどのあたりなのか、本当はよく分からないので、何とも言えないと思います。 上の図に示されている100m深水温場は、数値モデルの計算結果に、人工衛星による海面水温データ、船舶、ブイ、中層フロ…