1991年に崩壊したソ連邦を支配していたのは、ノーメンクラトゥーラと呼ばれた特権階級だった。ノーメンクラトゥーラに都合の悪い諸文献(例えばトロツキーやブハーリンのもの)は、「国禁の書」であった。 レーニンの『ブハーリン 過渡期経済論 評註』は、スターリン派がブハーリン派を粛清するために利用するべく1929年に発表されたが、当の『過渡期経済論』そのものは、「国禁の書」だから読むことができないというチグハグぶりだった(笑い)。 嘘か誠か、わたしには確かめるすべが無いのだが、韓国で『反日種族主義』という本が売れているそうである。パク・ユハの『帝国の慰安婦』のような顛末(テンマツ)になるか、見届けよう…