この記事の内容はDebian11(bullseye)環境にもとづいています。 目次 事の始まり(.local/binにパスが通っていない?) この記事のポイント ログインシェルとは? インタラクティブシェルとは? ログインシェルが読み込む設定ファイル インタラクティブシェルが読み込む設定ファイル 動作確認の前提 動作確認1(ファイルの読み込み順序) 動作確認2(ログインかインタラクティブか) おまけ(.bash_logout) 参考にしたサイト 残った疑問 事の始まり(.local/binにパスが通っていない?) bashの設定ファイルがどんな風に読み込まれるのか理解していなかったので、以下の…
市販のネットワークルーターやスイッチに導入することで、元々のファームウェアでは実現できなかった高度な設定や最新のプロトコルが利用できる Linux ディストリビューションの OpenWrt は、2004年の登場から今年でちょうど20周年を迎えた。90年代の Linux ルーターという概念の勃興から、ルーター向け Linux ディストリビューションは DD-WRT や Tomato など複数生まれたが、現在もサポートと新機種の追加が続くほどの活気を保っているのは OpenWrt だけといっても過言ではない。 そんな記念すべき20周年を盛り上げるべく(?)久しぶりにルーター遊びをしたので紹介する。…
システムの監視やデバックで使われる ps コマンドですが、よく使うオプションに UNIX 由来のものと、BSD 由来のものがあります (ダッシュを 2 つつける GNU long options というのもある)。 これが非常にややこしくて忘れやすいので出力例とともにまとめ。 環境: WSL2 の ubuntu で実行しています。 参考: https://man7.org/linux/man-pages/man1/ps.1.html オプションなしで ps をそのまま出力 各セクション詳細 UNIX 由来 -f オプション 各セクション詳細 -e オプション -a オプション -d オプション…
前回、6年ぶりのRyby再開計画を発動させました。今回はRubyの最新版をMacにインストールします。想像していたより苦戦しましたが、後半にGoogleの生成AI、Gemini先生にサポートしてもらいながら、なんとか成功しました。ありがとう!Gemini先生!
今回紹介するのは以下 ・ユーザーとグループの基本 ・ユーザーとグループを追加削除するコマンド ・ユーザーの追加削除するコマンドの詳細 ・パスワードの設定 LPI Linuxエッセンシャル試験対応 しっかりわかるLinux入門作者:株式会社ティエスイー,海堂正裕,平井達也,上村斎文秀和システムAmazonLPI公式認定 Linux Essentials 合格テキスト&問題集作者:長原 宏治日本能率協会マネジメントセンターAmazon
今回紹介するのは以下 ・Linuxのユーザとグループについて ・ユーザとグループのファイル ・ユーザーとグループのコマンド LPI Linuxエッセンシャル試験対応 しっかりわかるLinux入門作者:株式会社ティエスイー,海堂正裕,平井達也,上村斎文秀和システムAmazonLPI公式認定 Linux Essentials 合格テキスト&問題集作者:長原 宏治日本能率協会マネジメントセンターAmazon
画像準備中 概要 条件 結論 環境 概要図 構成 前提 事象とか困っていることとか step 1 step 2 調査 検証 補足 あとがき 参考記事 概要 自作スクリプト(bash, python)を systemd に登録してサービス化している。 スクリプト内で出力するログに severity を付けるのに苦労したため、まとめた。 条件 systemd のサービス単位でまとめてログを見たい(journalctl -u <サービス名> の実行結果に表示されること) ログを severity 付きで syslog サーバに転送したい 結論 bash の場合 echo "<SEVERITY_NUM…
Fedoraの変更点シリーズ 過去リリース分の記事は、以下のリンクを参照してください。 Fedoraの変更点シリーズ お伝えしたいこと Fedora39のリリースノートを読んで、個人的に気になった項目をまとめます。 私目線では、今回のFedora39リリースにはあまり大きな変更がありませんでした。 Fedoraの変更点シリーズ お伝えしたいこと 公式情報の見方 Release Notes & Changes Bashプロンプトに色がついた Bashプロンプト色付けの詳細 KickstartにDNS関連のオプションが追加された EFIファイルシステムの最小サイズが200 MiBから500 MiB…
こんにちは。 株式会社アドグローブ ソリューション第一事業部の徳村です。 みなさんは cron で環境変数を読み込みたいと思ったことはありませんか? cron は Linux で定期実行を行ってくれる便利な機能ですが、デフォルトでは最低限の環境変数しか読み込みません。 このため、手動での実行と同じようにコマンドを記述したら、思ったように動かない…となった経験がある方も多いのではないでしょうか。 また、コマンドの引数をベタ書きしなければならないなど、保守性に欠けてしまうということもあると思います。 今回は cron に予め設定した環境変数を読み込ませて、シェルスクリプトを定期実行します。 要点 …
はじめに kossyです。nodeのバージョンをGlobalに変えたくない(そもそもDocker使え!!)時、ありませんか? 今回は、.nvmrcを用意し、ディレクトリを切り替えた時に自動で .nvmrcで指定したバージョンに切り替える方法を解説します。 環境 MacBookPro Intel Core i5 nvm 0.34.0 結論 ~/.bash_profile に以下のコードを追加 if [ -f ~/.bashrc ]; then . ~/.bashrc fi そして ~/.bashrcに以下のコードを追加します。 cd_nvm_use() { local nvmrc_path=".…
macOSにはサービスを自動起動するために launchctl という機構があります。10年前にApacheの設定をした ときから気づいてはいたのですが、使ってみることはありませんでした。今回 MacBook でも Nginx を動かそうかと思っているので、その予行演習として、Node製のサービスを自動起動してみます。
(2024-01-23 初稿 - ) はじめに Dockerを使い始めて1年以上になるのに、人様の作ったDokerfileやrun、execのオプションを見て、なるほどと感心することばかり。何か新しいことをやろうとする度に、新しいオプションや発見がある感じ。 しかし、残念なことに筆者はすぐに忘れてしまうので、ここにメモを残す。 なお、このページはDockerの網羅的なマニュアルでは無く、筆者が躓いたり、便利だと思ったオプションのみを記述しているのであしからず。 Dockerfileのオプション ENV DEBIAN_FRONTEND noninteractive Dockerfile内でapt…
はじめに 環境構築シリーズです。前回↓ jj1lis.hatenablog.com Neovim がいい感じになったので、次は bash から zsh に乗り換えます。 きっかけ 今のところ自宅環境は万物が bash 前提で構築されているのだが、バイト先では色々あり zsh を使っている。bash とは10年弱を共に過ごした仲(?)なので思い入れがないわけではないが、設定が共通でないと何かと不便であるからこの際 zsh に移行する。 環境 $ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=LinuxMint DISTRIB_RELEASE=20 DISTRIB_CODENAM…
サポート記事を参考に。Macのデフォルトシェルを変更してみます。 zsh を Mac のデフォルトシェルとして使う - Apple サポート (日本) デフォルトシェルを変更する方法は2つある。 コマンドラインから 「ユーザーとグループ」設定から ひとつ目のコマンドラインから設定してみます。 ターミナルで $ chsh -s path と入力します。path の部分には、「/etc/shells」に記述されているシェルのパスのいずれか 1 つ (/bin/zsh、/bin/bash、/bin/csh、/bin/dash、/bin/ksh、/bin/sh、/bin/tcsh など) を指定します…
(2023-12-25 初稿 - ) 今更感が半端ないけど、Debian 12(bookworm)でLXDE環境を新規にインストールしたときに、~/binにpathが通らないので不便だ。 ちなみに、筆者が使っているログインシェルは、Bash。 どうも、CUIやsshでログインした時と、Xからlightdmでログインした時と挙動が変わって、少し混乱してきたので自分用のメモを残す。 CUIやssh接続したときには、以下の .profile を ~/ (ホームディレクトリ)におけばpathは通る。 # ~/.profile: executed by the command interpreter f…