ロシアの声からの直筆の手紙です 第5章 迷いの中を ハバロフスクは人口が60万人を超える大きな都市なのに、空港から市内に行くのに、公共交通機関がない。 第6章 望郷と、ねがいと モスクワ放送から届く返信には、イラスト付きのカードや絵はがき、番組表とともに、直筆の丁寧な手紙が添えられていた。 (自分も受け取っていました) 岡田敬介さんが書いていた。 丁寧すぎる手紙の内容や、文字の大きさや形は1970年代以降、ソ連崩壊を経てモスクワ放送がロシアの声に変わった後のおよそ40年間にわたって、ほとんど変化がない。 岡田さんは日本課に届く手紙をすべて開封する権限を持っていた。 日本の新聞も検閲し、切り取っ…