最初に細胞を観察したとされているのは、17世紀のイギリスの科学者であるロバート・フックです。発明されて間もない顕微鏡を使って薄く切ったコルクを観察し、小さな部屋がたくさんあることを見つけて、これを細胞と名付けました。 フックが自ら作り使っていた顕微鏡の倍率はおよそ150倍だったと言われています。生物の組織を構成する細胞はとても小さくて一般には目に見えません。ただし、中には実際は目に見える細胞もあります。動物の細胞で一番大きなものが卵です。その中でも最も大きいのがダチョウの卵で15センチメートル以上あります。それが一つの細胞だと分からなかっただけです。 人の目で見える大きさは0.1ミリメートルく…